2018年10月4日木曜日

10/28、最後の吉原芸者ドキュメンタリー映画上映&トークイベント

10/28、最後の吉原芸者のドキュメンタリー映画を、山谷酒場さんにて上映します。

イベント概要

江戸唯一かつ日本最大の遊廓、吉原。頂点に君臨する遊女は「花魁」との尊称で呼ばれ、意気と張りで「色」を魅せる一方で、吉原には高度に習練した「芸」を魅せる芸者がいた。

江戸時代、「芸者」とは吉原芸者のことを指し、それ以外の場所で自称する芸者は町芸者といった。つまり吉原は、色の本場であると同時に、芸の本場でもあった。人口約100万人、当時、世界最大の都市でもあった江戸において頂点を極めた吉原芸者の芸は、日本最高峰であり、世界最高峰の芸ともいえよう。

江戸時代から約350年続く吉原で、芸と心意気を一身に受け継いだ芸者、四代目みな子姐さんは、戦前昭和5年から芸者屋に奉公し、以後、生涯現役の吉原芸者として活躍。2010年、90歳で没した。最後の吉原芸者でもあった、みな子姐さんの生涯と共に、吉原芸者は消滅した──

今回は、みな子姐さんの芸とインタビューを記録した、貴重な映像作品『最後の吉原芸者 四代目みな子姐さん』を抜粋して上映、併せて、当作品の制作者であり、吉原研究を第一線で続ける安原眞琴さんをお招きして、「吉原芸者」と吉原だけに伝わる「お座敷芸」についても、ご解説頂きます。

また当日の会場は、吉原と隣接する山谷エリアにオープンした大衆酒場「山谷酒場」さんをお借りして、名物料理と飲み物を楽しみながら。開店以来、好評を博している同店の料理をプレートで提供し、名物「山谷酒」もお楽しみ頂けます。お料理と一緒に、吉原芸をお楽しみ下さい。

イベントの最後には当作品を販売致します。一般店舗には流通していない貴重な映像作品です。


1枚目:みな子姐さん16歳の夏。半玉最後の年。年末に、一本(芸者)になった。

2枚目みな子姉さん87歳。「鳴り物が好き」こう言う、みな子姐さんの三味線は一流だった。撮影:タカザワケンジ

登壇者・出演者

・安原眞琴(登壇)
昭和42(1967)年、東京都生まれ。文学博士。父は故編集者の安原顯。立教大学、法政大学、大正大学、池袋コミュニティカレッジなどで講師を務める。著書には『芸者が支えた江戸の芸』、『東京おいしい老舗散歩』などがある。

・みな子姐さん(映像出演)
北海道生まれ、大正8(1919)年~平成22(2010)年。享年90歳。9歳の時に家族全員で上京し、11歳で吉原の芸者屋に奉公する。以後、生涯現役で吉原芸者として活躍。

・渡辺豪(登壇、訊き手)
昭和52(1977)年、福島県生まれ。吉原にある遊廓専門書店カストリ書房店主、遊廓家。

参加費

・4,000円(税込)
山谷酒場さんでの料理と1ドリンク代込み、ドリンクのお代わりはキャッシュオン制。

場所

・2018年10月28日(日)
・山谷酒場(台東区日本堤1-10

タイムテーブル

・午前の部 10:30開場(11:00開演、13:00閉場)
・午後の部 13:30開場(14:00開演、16:00閉場)

お申し込み方法

こちらからチケットをご購入ください。
※お客様のご都合による払い戻し・返金は致しません。
※チケットの郵送は行いません。当日受付にてお名前を頂戴して入場となります。

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