昭和のお色気ムードや退廃的な夜の文化を、鮮やかな妄想と卓越した筆致で描き出すイラストレーター、吉岡里奈。これまでも『快楽天国』や『幻の映画絵看板』など、独自のコンセプチュアルな企画展で当店のギャラリーを妖しくも愛おしい昭和の世界へと染め上げてきた彼女が、この秋、新たな扉を開きます。
2026年11月に開催される最新個展のタイトルは、『ミニ本の世界』。
今回の主役は、ひたむきに描き溜めてきたミニキャンバスたちの数々。描かれているのは、「本のある風景」、そしてその風景のなかにそっと佇む「小さな本」。手のひらに収まるほど小さなキャンバスそのものを一冊の「本」に見立てた作品たちは、見つめているだけで、どこか知らないノスタルジックな物語のなかに迷い込んでいくような不思議な感覚を呼び起こします。
日本唯一の遊廓専門書店・カストリ書房。この濃密で少し切ない記憶が漂う空間だからこそ、吉岡里奈が描く情緒がいっそう深くシンクロし、胸に響きます。
小さなキャンバスのなかにギュッと凝縮された、どこか懐かしくて温かい、めくるめく「ミニ本の世界」。本を愛する方、昭和の夜のムードに溺れたい方、そして吉岡里奈の新たな挑戦を目撃したい方は、ぜひ浅草・吉原の地へと足をお運びください。心よりお待ちしております。
吉岡里奈略歴
よしおか りな 1977(昭和52)年、神奈川県生まれ。多摩美術大学・芸術学科 映像コース卒。2017年、『女體名所案内』展、同年、『吉岡里奈 EXHITIBITION』展等、開催。昭和の女性、お色気、歓楽街などを情感たっぷりに描く。
会期
2026年11月21日〜11月27日、12時〜18時
11/24はお休み。最終日は17時迄
会場
カストリ書房(台東区千束3-21-14)
日比谷線・入谷駅最寄り、徒歩10分



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