2019年7月13日土曜日

7/27〜、朝霞にハニーさんがいた頃『金ちゃんの紙芝居』展

朝霞の戦後史を題材に紙芝居活動を続ける金ちゃんこと田中利夫さんによる紙芝居原画展&紙芝居上演(日程はページ下に記載)をカストリ書房ギャラリーにて、以下の通り開催致します。

朝霞で紙芝居活動を行う金ちゃん(田中利夫さん)のイベントを行います。

金ちゃんは昭和16年〈1941年〉朝霞駅近くに生まれ、朝霞に基地のあった昭和20〜30年代に少年期を過ごしました。少年金ちゃんの目を通した原色の街・朝霞を、色彩豊かな紙芝居として制作し、今も語り部をされています。

金ちゃんの実家は戦前から続く貸席、戦後はハニーさん(街娼・パンパンガール)が逢い引きする場所として使われたそうです。街娼ハニーさんは少年金ちゃんにとって、親しみのある身近な存在でした。

紙芝居には、基地と共に暮らした多くの人々が登場します。今回の展示では、ハニーさんと進駐軍アメリカ兵を描いた紙芝居を中心に、原画の展示と、実際に紙芝居の上演頂きます。


金ちゃんこと田中利夫さんの本職は洋裁師。紙や布、時には包装紙に水彩絵具やパステルで彩色することに留まらず、レース生地やリボンを用いたコラージュや刺繍など、洋裁師ならではの様々な表現方法で、既存の紙芝居にとらわれない創作活動を行っています。

ぜひ生で観ていただきたい作品です。店内では、展示期間中に上演会も講演予定(日程は後日お知らせします)。ぜひお時間合わせてご来場ください。

金ちゃんに登場するハニーさんの特徴の一つは、服装の描き方が非常に具体的ということです。聞けば、洋裁師という職業柄、ハニーさんの服装については事細かく記憶なさっているとか。

今回のイベントでは特別に、金ちゃんに制作して頂いたハニーさんのドレスを展示します。洋裁師だからこそ再現できた、映画や小説など創作物ではない街娼たちのリアルなファンション。型紙も販売します。



戦地を転戦する進駐軍将兵がハニーさんに残していった思い出の品も展示。

金ちゃんがハニーさんをイメージして描いた絵柄の手鏡や、昔の帯や着物を使用して金ちゃんがデザインした「金ちゃんの手鏡ポーチ」など、まるで50年代にタイムスリップするような作品・グッズも多数ご用意しています。

夏休みの思い出に、お子様のご来場も歓迎です(要保護者同伴)。
お待ちしております。

会期

2019年7月27日(土)〜8月4日(日)
11時〜18時(月曜定休、最終日17時)

紙芝居上演

・観覧料:500円(税込)
・7/27(土)13:00〜、15:00〜
・8/4(日)13:00〜、15:00〜
以上計4回上演。店内スペースに限りがありますので、場所は先着順となります。

場所

カストリ書房ギャラリー(台東区千束4-39-3

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