朝霞で紙芝居活動を行う金ちゃん(田中利夫さん)のイベントを行います。
金ちゃんは昭和16年〈1941年〉朝霞駅近くに生まれ、朝霞に基地のあった昭和20〜30年代に少年期を過ごしました。少年金ちゃんの目を通した原色の街・朝霞を、色彩豊かな紙芝居として制作し、今も語り部をされています。
金ちゃんの実家は戦前から続く貸席、戦後はハニーさん(街娼・パンパンガール)が逢い引きする場所として使われたそうです。街娼ハニーさんは少年金ちゃんにとって、親しみのある身近な存在でした。
紙芝居には、基地と共に暮らした多くの人々が登場します。今回の展示では、ハニーさんと進駐軍アメリカ兵を描いた紙芝居を中心に、原画の展示と、実際に紙芝居の上演頂きます。
ぜひ生で観ていただきたい作品です。店内では、展示期間中に上演会も講演予定(日程は後日お知らせします)。ぜひお時間合わせてご来場ください。
金ちゃんに登場するハニーさんの特徴の一つは、服装の描き方が非常に具体的ということです。聞けば、洋裁師という職業柄、ハニーさんの服装については事細かく記憶なさっているとか。
今回のイベントでは特別に、金ちゃんに制作して頂いたハニーさんのドレスを展示します。洋裁師だからこそ再現できた、映画や小説など創作物ではない街娼たちのリアルなファンション。型紙も販売します。
戦地を転戦する進駐軍将兵がハニーさんに残していった思い出の品も展示。
金ちゃんがハニーさんをイメージして描いた絵柄の手鏡や、昔の帯や着物を使用して金ちゃんがデザインした「金ちゃんの手鏡ポーチ」など、まるで50年代にタイムスリップするような作品・グッズも多数ご用意しています。
夏休みの思い出に、お子様のご来場も歓迎です(要保護者同伴)。
お待ちしております。
会期
2019年7月27日(土)〜8月4日(日)11時〜18時(月曜定休、最終日17時)
紙芝居上演
・観覧料:500円(税込)・7/27(土)13:00〜、15:00〜
・8/4(日)13:00〜、15:00〜
以上計4回上演。店内スペースに限りがありますので、場所は先着順となります。
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