コロナ急増につき、時期を延期することと致しました。変更後の会期を下記に記してございますので、ご確認ください。
ネオン画の第一人者、はらわたちゅん子展第2弾!
第1回目の前回は赤線時代の吉原に焦点を合わせましたが、2回目となる今回は、その後の吉原である「トルコ風呂」時代。
1958年、売春防止法が施行されたのち、全国の赤線の業者は転廃業に迫られ、その一部はいわゆるトルコ風呂に転業しました。吉原でも旅館(なかには焼き鳥屋)に転業する業者もありましたが、やがてトルコ風呂に集約していきました。
売防法が性交を禁じたことで、かえって性交類似行為を用いた性風俗の隆盛を招くことに。トルコ風呂でも「おスペシャル」が転じて「おスペ」と呼ばれた手淫サービスや、女性が自身に付けた泡で直接洗体するサービス「泡踊り」など独自の進化を遂げていきました。
こうして隆盛を迎えたトルコ風呂ですが、一方で社会問題化し、1984年、トルコ人留学生の抗議が発端となり、現在の俗称・ソープランドに改称された顛末がありました。
売春防止法から2年後の1960年には16軒だったトルコ風呂(ソープランド)も、1975年には65軒と4倍に。改称問題があった1984年にはピークを迎え、170軒を数えました。バブルがはじけたことや、新興の性風俗の隆盛などを背景として、2019年には147軒に減少しています。(*)
近年見直されつつある80年代カルチャーですが、見過ごされがちだったアダルト・カルチャー「トルコ風呂」を、はらわたちゅん子さんがアレンジ。
◇参考文献ーーーーーー
* 橋本玉泉『色街をゆく』(2009年、彩図社)
なお今回の展示では、コロナ対策として以下のとおり対策を行いますので、ご協力をお願い致します。
入場人数の制限
混み合う場合は入場者を制限して、順番にご案内します。
入場時間の制限
スムーズな観覧のため、入場時間は20分までと致します。
入館時の検温
入口にて検温を致します。発熱のある方はご入館いただけません。発熱、咳、喉の痛み、だるさなどの症状がある方、過去2週間以内に感染が拡大している国・地域へ訪問したことがある方は、来場をお断り致します。
マスクの着用
館内ではマスクの着用をお願いします。未着用では入場できません。疾患等のご事情がある方はご相談下さい。
手指消毒
アルコール消毒液を用意しています。
オフピークご来場のお願い
14時、16時が最も混み合いますので、オフピークのご来場をお願い致します。
会期
2021年7月31日(土)〜8月7日(土)
2021年9月18日(土)〜9月26日(日)
11時〜18時(月火定休、最終日17時まで)
場所
カストリ書房ギャラリー(台東区千束4-39-3)
駐車場はございません。
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