2017年6月11日日曜日

6/19 朗読イベント『遊廓を聴く』@京都

 6月19日(月)、京都にて、遊廓を取り上げた文芸作品の朗読イベント『遊廓を聴く』を行います。

 京都の遊廓地帯を舞台にした作品の朗読を聴きながら、会場となるラ・ヴァチュールさんの美味しいタルトタタンを召し上がって頂きたいと思います。

チケット購入はこちらから
https://kastoripub.stores.jp/items/592fbc70428f2d5cba000414

 今回の朗読で取り上げる作品は、村松友視『幻の橋本遊廓を行く』と、水上勉『五番町夕霧楼』の2作品となります。

 村松の『幻の橋本遊廓を行く』は、八幡市の淀川河畔にあった橋本遊廓を取り上げた作品で、当遊廓は現在も当時の名残をよく留めており、多くの遊廓愛好家が訪れる土地でもあります。当作品は、雑誌『太陽』(昭和62年)に掲載されたもので、村松の自選作品集からも漏れており、現在でも入手困難な作品です。

 水上の『五番町夕霧楼』は、市内上京区にあった五番町遊廓を材に取った作品で、数度映画化・テレビドラマ化されているので、当作品をご存じの方も多いかも知れません。現在は往時の面影を殆ど残してませんが、京都にあった遊廓地帯を取り上げた代表的な作品です。

 朗読は、フリーアナウンサーの鹿野浩四郎さんを京都へお招きして、ご担当頂きます。鹿野さんのご祖母様は、東京の吉原遊廓・仲ノ町通りにあった引き手茶屋「丸子尾張」のお生まれだそうで、遊廓とは浅からぬ縁をお持ちです。

 会場は、カストリ書房が期間限定で出店するラ・ヴァチュールさんのカフェで行います。同店はフランスの伝統菓子タルトタタンの名店。先代店主の松永ユリさん(大正7年生まれ)がフランスから持ち帰ったその味を再現・アレンジして1971年に開業したのが始まりで、現在は孫の若林麻耶さんが二代目店主として、その味を守り続けています。

 カストリ書房主催初となる遊廓朗読イベントは京都から。沢山のお客様がご来場して下さることを願っております。

日程

・2017年6月19日(月)
  午後の部:15時開場(15:30開演)
  夜の部 :19時開場(19:30開演)
※各部定員20名・各部入れ替え制

場所

ラ・ヴァチュール(京都市左京区聖護院円頓美町47-5)

演目

・午後の部:『五番町夕霧楼』(抜粋)
・夜の部 :『幻の橋本遊廓を行く』

参加費

・各回2,000円(税込・前払い・要カフェオーダー)
※要事前予約
※お客様ご都合によるキャンセル不可
チケット購入はこちらから
https://kastoripub.stores.jp/items/592fbc70428f2d5cba000414

0 件のコメント:

コメントを投稿