ネオン画の第一人者、はらわたちゅん子展第2弾!
第1回目の前回は赤線時代の吉原に焦点を合わせましたが、2回目となる今回は、その後の吉原である「トルコ風呂」時代。

売防法が性交を禁じたことで、かえって性交類似行為を用いた性風俗の隆盛を招くことに。トルコ風呂でも「おスペシャル」が転じて「おスペ」と呼ばれた手淫サービスや、女性が自身に付けた泡で直接洗体するサービス「泡踊り」など独自の進化を遂げていきました。
こうして隆盛を迎えたトルコ風呂ですが、一方で社会問題化し、1984年、トルコ人留学生の抗議が発端となり、現在の俗称・ソープランドに改称された顛末がありました。
売春防止法から2年後の1960年には16軒だったトルコ風呂(ソープランド)も、1975年には65軒と4倍に。改称問題があった1984年にはピークを迎え、170軒を数えました。バブルがはじけたことや、新興の性風俗の隆盛などを背景として、2019年には147軒に減少しています。(*)
近年見直されつつある80年代カルチャーですが、見過ごされがちだったアダルト・カルチャー「トルコ風呂」を、はらわたちゅん子さんがアレンジ。
◇参考文献ーーーーーー
* 橋本玉泉『色街をゆく』(2009年、彩図社)
なお今回の展示では、コロナ対策として以下のとおり対策を行いますので、ご協力をお願い致します。
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